挑戦と気付き、人生について

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英語を使用する仕事を経験した感想と人生について

アメリカに本社を置く某英会話・語学スクールを運営している企業に採用され、約8か月正社員として働きました。最終面接は外国人の人事部長との英語での面接で、英会話にまだ自信がない自分でしたが熱量が伝わったのか最後には「あなたなら大丈夫」と言ってくださり採用となりました。カウンセラーとして受付・事務・カウンセリング・法人を基本とするお客様対応を同時にこなしていき、教師とのやりとりは全て英語。そんな怒涛な環境での仕事を経験できたのは自分の人生にとても影響を与えてくれました。

 

英語に興味を持ったのは結婚がきっかけでした。結婚はめでたい事ですが、同時にこのまま平凡と生きていて良いのか、他にも原因はありますが毎日同じことの繰り返しで何も成長が無くただ不安があり時間が経つにつれてその不安は大きくなっていきました。ファミリー向けの住宅街に住んでいるのですが、周りの世帯は全世帯子供がおり、私の家のみ子供がいない状況が続いています。ですがやはり子供をこのまま持ちたいとも思えないのです。両親や旦那の家族に会う度に「子供はまだか」と言われ続け、しまいには「30歳までに子供をつくれ」とリミットまでかけられてしまい、自分の幸せではなく親の幸せに向かってしまっており、自分の人生の諦めのようなそんな現状から逃れたい、その方法が英語を身に付ける事になってしまっていました。

 

今まで働いてきた会社では事務を基本とした総合職として働いてきた為、その経験を活かして新しい事に挑戦したいという思いから「事務×英語」を掛け合わせたこの会社での仕事に挑戦する事にしました。「英語力は需要がある」そんな考えでこの仕事を行ってきました。ですが教育には一切興味がありませんでした。この環境で働けば英語力があがるとも思っていました。ですがその考えこそ間違っていたことに気付きました。

 

英語は世界観を広げてくれます。人生を変える手段とも言われており、日本語だけでは吸収できない情報も取り入れる事ができます。ですが、英語は日本語と同じ物事を伝えるツールであり、手段という事に気付けていませんでした。

例えば、海外に行った際にあなたが何か買いたい物があったとしましょう。その品物の値段を下げて買いたいと思ったら、それを売り手に伝える必要があります。それが英語である「ツール」です。その値段を下げる「目的」を果たす為に英語が必要なんです。

つまり、私の場合で考えると働いていた企業の目的である「教育」に興味が無かったら意味が無いのです。

この企業で働いてみたからこそ分かった事実でした。「英語」だけで学んでも英語力が向上しない理由が分かりました。

 

英語力を上げるには

あくまでも自分の見解なのですが、自分が好きな事・熱中する事を通してその先に英語がある状況が一番英語力が向上できる状況だと思いました。自分が好きな事を周りの人や海外の人に伝えていきたい、共有したい、そんな思いである「目的」がツールである英語を向上させる事ができるのです。